沖縄県名護市辺野古沿岸部近くで、警察官を蹴った疑いで22日に韓国籍の男が逮捕されました。それを伝える共同通信の記事について、独立総合研究所の青山繁治さんが苦言を呈しております。
居島:共同通信によりますと、沖縄県のアメリカ軍普天間飛行場の移設先となる名護市辺野古沿岸部近くで、警察官を蹴ったとして、移設作業に抗議していた韓国籍の男が22日現行犯逮捕されました。公務執行妨害の疑いで逮捕されたのは、韓国籍で職業不詳のキム・ドンウォン容疑者です。警察の調べによりますと、キム容疑者は22日午前7時過ぎ、名護市辺野古沿岸部に近いアメリカ軍のキャンプシュワブのゲート前で、警備活動をしていた警察官の足を蹴った疑いが持たれています。キム容疑者は容疑を否認しているということです。移設反対派によりますと、キム容疑者は妻と一緒に抗議行動をしていました。その際に妊娠している妻が警察官に強制的に排除されそうになり、これをキム容疑者が阻止しようとして警察官ともみ合いになったということです。

青山:なぜ辺野古移設反対に韓国人がいるのか?

居島:よく分からないですね。

青山:辺野古って綺麗な海岸線で、僕はカウントできないくらい行っているんですけど― 一度も沖縄県民に遭ったことがないんですよ。記者出身で取材ノウハウがあるから聞いていきますよね。まず言葉で分かります。琉球方言は独特のイントネーションがあるんですけど、それが使えないんですよ。本土から来た過激派の人もいれば、更には日本語が出来ない人がいるわけですよ。一生懸命喋ろうとするんだけど― 僕は思わず英語で「あなたの喋っているのは日本語じゃないよ」と言うと、思わず「うん、うん」と言ったりして― そのうちの一人が警察官の足を蹴った為に外国人がいるってことがとうとうばれちゃった。

ニュースの最後に何を付けくわえているかと言うと「妊娠している妻が警察官に強制的に排除されそうになり、これをキム容疑者が阻止しようとしたから警察官ともみ合いになった」と。これは政党機関紙ですよね。韓国系の反日政党があったとして、その機関誌が「キムさんは何も悪くない。妊娠している奥さんを警察官が無理やり引き剥がそうとしたから、妻の体を慮って警察官に立ち向かった」と言っているのと同じじゃないですか。なぜ妊娠している奥さんをそこに連れて行ってるんですか?

居島:
安静にさせるべきだと思うんですけどね。

青山:なぜ日本国を代表する通信社がこんな記事を書かなきゃいけないんですか?共同通信は日本のニュースを対外発信する最大の報道機関です。元々日本国には「同盟通信社」という世界最大の通信社があったんですよ。戦前の日本が如何に対外発信と情報入手を重視していたか。今の日本と全然違うことが分かるんですけど― ただし同盟通信社は明らかに戦争に協力したわけです。報道の名に隠れながら、日本の戦争を有利に遂行する為の通信社なんです。同盟通信は中国大陸だけで68の支局が有ったんですよ。

居島:
張り巡らされていたんですね。

青山:だからアメリカ軍が入った時に、まず同盟通信を解体したんですよ。解体して一つは「共同通信社」にした。これはアメリカ人をサポートした日本人通訳の単純な発想で― アメリカの有名なAP通信を翻訳しただけなんです。AP通信というのはアメリカン・プレス(American Ppress)じゃないんですよ。アソシエイテッド・プレス(Associated Press)― それを直訳したら共同通信になったんです。

居島:そういうことだったんですね。

青山:同盟通信を解体して一般ニュースは共同通信社。解体した以上は2つに別けなきゃいけないから「時事通信」というのを作って― 官庁に経済速報をファックスで送るだけの通信社として― 言わば名ばかりの通信社として発足させたんです。でも、それだと喰えないから時事通信はその後一般ニュースに進出して行って― 時事通信の記者の方々は、あまり確認しないんですよ。来たら直ぐに出す。とにかく共同通信より一秒でも早く出さなきゃいけない。

居島:いわゆる「裏どり」はしない?

青山:しない。努力はしているけどデスクから「早く出せ。共同通信が出る前に出せ」。「間違っても良い」というのを警察の記者クラブで聞いて飛び上がったんですけど。共同通信は殿様のところがあって― 全国の地方紙は「加盟紙」と言って― 発行部数と定価を数式に入れて自動的に「あなたは何億円」と決まっていて― それも年度の最初に払わなければいけない。共同通信の記事が気に要らなくて、一行も使わなくても金が戻ってこない。殿様商売なんですよ。時事通信は切り売りするわけです。記事を切り売りしなきゃいけないから共同通信が来る前に出す。

徳島支局にいた時にビックリしたんですが― 徳島新聞というのは地元では帝王です。深夜まで夜勤していると徳島新聞のデスクが「青山くん。こんな時事の原稿出ているけど共同出すの?」と聞かれるわけですよ。で、僕が本社とか大阪支社に問い合わせて「これは間違っているので出しません」と言ったら「そう」と言ってそれを止めるわけですよ。時事の人は人柄が良いんですよ。皆苦労しているしね。徳島支局の時事の人は凄い年配で― 時事通信は規模が小さいから徳島には若い記者が出せない。だから地元の年配のおっちゃんなんですよ。その年配のおっちゃんに「これじゃ時事通信はお知らせ鳥じゃないですか?」と言ったら、「そうだよ。良かったね君は共同通信に入って」と言われて― その時に僕は共同通信の可笑しな体質が出るんじゃないか。つまり癒着の構造になるんじゃないかと思って― そういうところが出ているんですよ。

色々地方新聞があるわけです。京都新聞とか神戸新聞とかね。そういうのを読んでいる方は、たとえば中日新聞が書いていると思うけど、本当は共同通信の配信がコンピューターでドーッと― 「一面トップはこれです。社会面トップはこれです」と指定して出してきて― それも社説まで配信しているわけですよ。だから支配しているのと同じです。だから「妊娠している妻を守ろうとしただけだ」と共同通信が数行書いたら地方紙に― 1800万分にバーっと浸透していくわけですよ。だから実際の影響力は圧倒的に共同通信が握っていて― しかもこれを英訳して世界に出していくんです。

海外の記事には「ワシントン共同」と書いてある。それは共同通信特派員という意味なんですけど― 国内の記事は入れてないでしょう。地方紙は全国紙と競争しなきゃいけないから。だから共同通信とは分からないまま刷りこみ刷りこみ― だからこの記事を読むと「韓国の方が沖縄に来て下さって市民の為に戦ってくださっている。日本の警察官は妊娠している女性を引きずったのか? 暴力をふるったんじゃないか」という刷り込みがさり気無く行われる。恐ろしい話しなんですよ。だからネットを活用しなきゃいけないんですよね。

引用:虎ノ門ニュース 8時入り![2015/9/24]
ネットが無かったらと思うとゾッとします。