安保法制関連の一連の報道を見ていると、見るに堪えない程に偏向していました。日本のマスゴミの偏向報道について、上島嘉郎さんが苦言を呈しております。
上島:中国の脅威を身近に感じているアジアの国々は、日本の安保法制に関して反対している国は無いんですよね。寧ろ「日本は応分の責任をきちんと果たしてくれ」という声の方が大きいわけですよ。歴史認識問題もそうだけど「アジアの声を聞けと」いう時にメディアが伝えるのは、中国と朝鮮半島の声ばかりですよね。

ベトナムの共産党書記長が丁度来日していて、都内で講演したんですね。そこでなんと言っているかというと、「中国と領有権を争う南シナ海問題について、シーレーンは日本の利益に直接かかわる。日本も防衛の責任がある」。日本との安全保障協力に期待を表明しているんですね。その上で「日本はより大きな役割を果たすべきで、ベトナムは一貫して日本の国連安保理常任理事国入りを支持している」と語っているんですね。どれほどの信頼を日本に寄せているかという表明にもなるわけですよね。中国とのトラブルを抱えているフィリピンのアキノ大統領も、極めて厳しい口調で習近平を批判し、日本の責任を求める発言を繰り返しているわけですね。

そうしたことが日本国民に伝わっていないというのが問題で― それを伝える責任はマスメディアメディアの役目だと思うけど、彼らはある情報を伝えるけど、ある情報を伝えないという選別を彼らの価値基準でしていて、それが日本国の利益に全くかなっていない。日本の安全保障環境で一番のガンは、このマスメディアの有り方だろうと思っています。

浅野:マスメディアが全然違う体質を持っていれば、結果は大きく違いますよね。

上島:そうですね。「私たちは安保法制に反対です」という意見は良いんですよ。でも「ベトナムはこう言っています。フィリピンはこう言っています」と伝えた上で、「しかしながら私は反対だ」とするべきですよね。こうした声を伝えないまま「徴兵制になる」だとか、「戦争に巻き込まれる」とか、デマゴーグを無責任に振りまく。「戦争法案」と言い換えている事が既にデマゴーグなんですよ。デマゴーグを行っているという自覚も無いとしたら、「精神的に可笑しい」としか言いようがない。その可笑しさに気づいてすらいない。彼らは「自分たちこそが平和の守護者なんだ」という自覚の元にやっているとすれば― 

浅野:凄く良いことをやっていると思っていますよね。

上島:70年前の敗戦によって造られた「閉ざされた言語空間」の中にずっと居続けて― 問題に気づかないままでいる人達の声が、如何にも日本国民の総意であるか如くなってしまっていることが日本の危機ではないかなと。

引用:【遠くの声を探して】騒々しい“民意”を疑え、そこに国民意識は在りや無しや? [2015/9/15]
マスゴミの偏向報道は、いつも以上に酷かったように思いました。