朝日新聞は9月10日「借金1000兆円 防衛費は増?」という記事を掲載しました。ことある毎に使われる「国の借金」というフレーズに関して三橋貴明さんが苦言を呈しています。
鈴木:「借金1000兆円 防衛費は増?」というタイトルです。

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三橋:「政府の負債が1000兆円超えてます。だから防衛費増やせません」という朝日新聞のプロパガンダなんだけど― 「国の借金が1000兆円を超える」とあるじゃないですか? 「国の借金」じゃないですから、「政府の負債」。「国の借金」と言うのは「対外負債」のことです。外国から日本が借りている金は600兆円位あるんだけど、逆に960兆円のお金を貸しています。我が国は国家全体だと360兆円の純資産状態にあるんですね。360兆円の純資産額は世界最大。なので我が国は世界一のお金持ち国家です。その中で政府が借りているのが「政府の負債」。朝日新聞とか財務省が言う「国の借金」。出鱈目を書くな。「GDPに対する日本の借金残高は」と書くんですよ。「日本の借金」じゃないからね。日本政府の借金残高だから。誤解を与える為にこういう書き方をしているんですね。

慶応大学の土居丈朗教授が「戦争始める前からこれほどの債務を負っていた国はなく、財政面から戦争のできる国にはなれないことは明らかだ」とうことで― 朝日新聞の「防衛費を増やして日本の安全保障を強化するのは駄目だ」という考え方と、土井教授は財務省の御用学者なので― 財務省の「予算を増やしたくない、金使いたくない」という思惑が一致しているので、こういう記事になっているんです。

我が国の財政が赤字幅が拡大しているのは事実だし、政府の負債も増えています。これは金使っているからじゃないんですよ。税収が不足しているからなんです。なんで税収が不足しているか? 税収は名目GDPと相関関係にあるので、名目GDPが伸びないから、経済成長しないからなんですね。なんで名目GDPが伸びないのか? 「デフレ」だからですよ。

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総需要に対して供給能力がデカくてデフレギャップがあります。100生産できるんだけど、お客様は「80しか要らない」と言うんだよね。20余っちゃうので値下げ、所得の縮小という循環に突っ込む。このデフレギャップは内閣府の最新の統計で10兆円くらいあります。需要が10兆円足りない。この需要の中に政府最終消費支出― 防衛費はここに入ります。堤防を作るなら公共投資、公的固定資本形成という政府の支出が入っているんです。

「政府の借金1000兆円」とか、「日本の借金1000兆円」とかに騙されて政府の支出を絞る― 防衛費絞ります、公共投資絞りますとやるとデフレギャップがいつまでたっても埋まりません。するとデフレが継続するから名目GDPが伸びません。税収が減ります。税収が減ると政府の負債が積み上がって「国の借金がー」「日本の借金がー」 いつまでこの循環をやっているんですか?

財務省とか朝日新聞とか土井教授は、こういうことを口にしないでほしいですよ。国民が謝った認識を持つので政治家がまともなことが出来ないので― その元凶は土井教授に代表される御用学者とか財務省とか、朝日新聞だけじゃないですよ、日経新聞とかを含めたマスコミですね。これを何とかしなきゃいけない。

引用:【朝日新聞】デマと曲学阿世の安保法制反対論2015/9/11]
マスゴミの報道の中で最も悪質なのがこの「借金大国日本」というデマです。これによってどれだけ国益を損なってきたか・・・ 財務省もマスゴミも御用学者も、いい加減にしてほしい。