清宮フィーバーに沸いた全国高校野球大会。その裏でＴＢＳが甲子園から追放され取材ができなくなるという事件がありました。なぜＴＢＳはルールを無視した取材をしたのでしょうか？ その理由を工学博士の武田邦彦さんが解説しています。
武田：高校野球で外国の知がちょっと入っている子と、早稲田大学の一年生が非常に良いということで― それの取材を気を付けてくれと王さんなんかも言っていましたね。高野連も取材については非常に厳しく各社に言っていました。ところがＴＢＳがその要請も蹴って、ワンワンやったんです。直ちに腕章を全部取り上げられました。来年の取材もＴＢＳは全部禁止になると思います。これはどうして起こったか？ ＴＢＳは自分が王様だと思っているんです。治外法権にいると思っているんですよ。今のマスコミ何が問題かと言うと、自分が王様だと思ってんの。僕も被害を浴びてね。僕がきちっと座っているのにディレクターは足投げ出して― そういう環境の中にいるからそうなるんですね。マスゴミだけでなく、特権を持った組織は放っておくと必ず腐敗しますね。
もう一つは日本テレビのラグビー事件です。ラグビーのルールを説明する為に女を用意して、ビキニを着せてスクラムはどうだとかやったわけ。ラグビーは格闘技だから、お尻が出たり、おっぱいが漏れたりするわけです。そこにカメラを向けてやった。で、ラグビーの人はカンカン。なぜ起こったか？ テレビの人は自分の生活を他の人もやっていると思っているわけ。自分の生活が乱れている。家に帰ったらポルノビデオなんかを見ているわけ。
だからテレビの放送には特徴が２つあってね。一つは性的なモノが多いということ。もう一つは男と女がはっきりしないのを出す。これがその社会に於ける常識なんです。（ラグビーの）ルールを理解させる為にはセクシャルにやらなきゃいけない。我々日本人はセックスに興味ありますよ。性欲もありますよ。だけどもＴＰＯは分かっている。ラグビーは男のスポーツで、ちゃんとルールを守ってやる。女性のお尻を見なきゃラグビーがやれないというんじゃない。ラグビー協会はカンカンに怒って、ビデオも消されましたけれどもね。ＴＢＳは永久に高校野球は止めた方がいいと思います。日本テレビはセクシャルな事で視聴者を引き付けるのでなくて、内容で惹きつけてほしいと思います。引用：虎ノ門ニュース 8時入り！[2015/8/24]
