自衛隊の自殺者数について、東京新聞が3年越しに記事を訂正。これについて作家の百田直樹さんがコメントしています。
鳥居:「東京新聞が約3年越しに記事の誤りを訂正しました。東京新聞は先月25日付の朝刊で、イラク特別措置法で中東に派遣された自衛官の自殺者数。2004年から2014年の合計の自殺者数から割り出した自殺率と、2011年単年度の自衛隊全体の自殺率を比較すると、陸上自衛隊で10倍、航空自衛隊で5倍となり、極めて高率などと報じたのは誤りだったとして、約3年前に掲載された記事の一部を訂正記事を出しました」。こういうニュースなんですけど。

百田:今回の安保法制、或いはPKO、自衛隊の立ち位置の問題とか― こういう時に必ずこれが例に出されたんですよ。イラクに派遣した自衛隊員が戻ってきて、もの凄い確率で自殺していくと言うんですね。自殺率が10倍。もの凄い心の傷を負って日本に帰ってきて死んだと。このデマがもの凄く広がったんですよ。それが3年経ってから「間違っていました」って― それはないでしょう。しかも、こんな小さな記事ですよ。そんなことやりだしたら新聞は何でも出来るんですよ。都合のいい事を書いて、それが拡散した後に、「すみませんデータ間違ってました」って― こんなこと許されないでしょう。これは大変な誤報だと思いますよ。

この記事を元に、多くの人がPKO反対とかいっぱい書きました。その一番の大元の記事が間違いでしたってね。こんなこと許されないですね。東京新聞さんは大反省してもらわなあかんと思いますよ。これが大きなニュースになってないのも嫌なんですよ。これは大ニュースですよ。こんな誤報許されないですよ。

鳥居:米軍の軍人の中での自殺者がどうだって比較で、合わせて報道されがちですよね。

百田:データの読み方が間違ってたって― そんなんでしょう。間違っていたはないでしょう。3年間でなんで分からないんだ。最初から分かっていますよね。ワザとやったんじゃないかという気もしますよね。

鳥居:どう間違えたのか、どう誤りだったのか、過程を含めて詳しく検証してくれないと。ただ間違っていたというだけでは― 

百田:3年で訂正しただけましかもしれませんね。朝日新聞は吉田証言を30年掛かって訂正しましたからね。朝日新聞より10倍速かったかという言い方もできますけど― ほんとうに困りますね。捏造記事を散々拡散させてから3年、30年経ってから「実は間違えでした」って― これは本当に酷い話しですよね。こういうデータはよく吟味して報道しないと。僕らはデータまで分析しないですからね。データの分析は報道機関は徹底して間違えないようにしてもらいたいですよね。あやふやなデータで出鱈目な記事は絶対に出してほしくないですよね。

鳥居:「拡散目的の捏造じゃないか」という声も届いていますけど。

百田:そう捉えられても仕方ないような記事だと思います。

鳥居:訂正するならきっちリー 過程まで説明していただきたいと思います。

引用:虎ノ門ニュース 8時入り![2015/7/14]
これ、捏造でしょう?
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